結局「いい大学出て大企業に就職するのが幸せ」という話

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こんにちは、国際経理の中の人(@baticwords_bot)です。

まあタイトルの通りなんですが、煽るつもりとか全然ないのでちゃんと最後まで読んでもらえると嬉しいです。

もう20年くらい前からよく聞きますよね。
「いい大学出て大企業に就職する事が幸せとは限らない」とか、「そういう時代は終わった」とか。

まあそりゃ当たり前ですよ。

大企業に就職すれば「絶対幸せになれる」わけじゃないのは当たり前です。

でもね、結局それが一番幸せになる確率が高いのではないかと、僕は思います。

なぜそう思うかというと、実際に中小企業から大企業に転職してみて、そう思うわけです。

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大企業と中小企業の待遇の違い

大企業は凄いですよ。

普通にそこで働いてる人からしたら当たり前なのかもしれませんけど、中小から転職した自分からすると、あまりの違いに驚かざるを得ませんでした。

というか最初は意味がわかりませんでした。年収も200万上がりましたしね。

関連記事:大企業に転職したら年収が200万円上がった話→理由は○○

僕は30過ぎてから中途で入ったので、そこまで恩恵を受けていないのですが、新卒で入ってずっとそこにいる周りの同年代や若い人を見ていると、自分が過ごした20代と彼らが過ごした20代はまったく違ったものだったのだなぁと実感します。

まず福利厚生からして全然違いますよ。
保険から住宅まで何から何まで補助が出ますからね。

大企業の若手なんて月2万とかで都内のマンションに住んでるんですよ?
普通に住んだら月10万はするワンルームとかに。しかも社宅補助は非課税ですからね。可処分所得が全然違います。
若いうちに使えるお金、貯められるお金が全然違うのです。

ちなみに自分は転職した時点で既に持ち家だったので残念ながら全くその恩恵は受けていません。

また大企業って、基本給は大した事なくても、残業代は全額支給ですから20代でも手取りはそれなりにあります。
大企業は大抵労働組合が強いのでサービス残業はあり得ません。

休みも取りやすいので毎年海外旅行とかみんな行ってます。

さらに大企業だと仕事のパフォーマンス関係なくお金がもらえます。

本当に毎日ほぼ座ってるだけのおじさんとか、一日中ギャーギャーわめいてるだけのおばさんとかいますからね。どちらも正社員ですよ。もちろんそんな人ばかりではありませんが。

それでも回るのが大企業です。

大企業は余力が凄い

大企業のビジネスってもはや「慣性」で動いてますからね。
それまで積み上げてきた仕組みやブランドや既得権で仕事が生まれてるので、実際にそれを回すのは全体の2割くらいの人たちで、その人たちが残りの8割を養っています。

だから別に全員が高いパフォーマンスを発揮しなくても、お金が生まれるようになっているのです。余力が凄いのです。

これが少数精鋭の会社だったりフリーランスだったら「最近は疲れが溜まってるから、今週はあまり頑張らずに早めに帰ろう」なんてやっていると、すなわち会社の収益減=自分の収入減ですからね。

病気やストレスでパフォーマンスが発揮できなくても収入が確保されている、って凄いことですよ。

仕事を選ぶ基準の話

あなたにとって仕事を選ぶ上で大事なものはなんですか?

「お金です」という人は迷わず大企業でサラリーマンという道を選んだ方がいいです。僕はサラリーマンやるなら大手一択だと思います。ベンチャーで圧倒的成長とか幻想です。

起業して成功すればサラリーマンなんて目じゃないお金が手に入りますが、確率が低いです。
お金が目的なら起業は選ばない方がいいでしょう。

「お金よりもやりがい」という人には、もう一度考えてみてほしいです。ちなみに僕は新卒の頃はこっちでした。

お金は便利です。

お金はあらゆる欲求を代替してくれます。
人生でどうしても手に入れたかったものが手に入らなかった時、お金があればきっと新しい幸せを探すことができると思います。

お金で満たせない欲求、例えば自己実現とか、そういうものを本当に「お金では満たせないレベル」で持っていない人は、取り敢えず大企業に就職する方が幸せになれるでしょう。

「お金よりもやりがい」と、今は思っていても、40、50代になった時もそう思えるか、よく考えてみてください。

そう思える人もいます。いつまでも夢半ばでも、夢を追い続けることが幸せな人も確かにいます。
でも自分が本当にそうか、よく考えてみてください。

ちなみに僕は新卒では夢ややりがいを求めて就職しました。

その後、生活や将来を重視して大企業に転職した結果、こう思っているわけです。

関連記事:おもちゃ会社で8年働いていた僕が、就職志望者に伝えたい業界のこと

仕事に刺激は必要?

それでも大企業でも辞めて行く人はいます。
やはり上で挙げたような、実力主義でない点、いろいろと非効率な点が肌に合わない人たちです。
仕事に刺激を求める人たちとも言えるかもしれません。

関連記事:超絶ホワイト大企業に失望して1年目で転職していく若手社員の言い分

自分にとって仕事は、幸せな人生を送るための数あるポートフォリオの1つに過ぎません。そこに刺激は求めていません。

少ない労力で継続的に収入が得られる太い幹を持っておくということは、幸せな人生を送る上で有効な戦略だと思います。

「最小の投資で長期的・安定的な収入を得る」というのはあらゆるビジネスの基本だと思いますが、そういう意味で大企業でサラリーマンというのは非常に優秀な投資先だと言えます。

それに大企業っていろんな部署があります。
1つの仕事や職場が合わなくても、いくらでも社内で異動先があります。
刺激のある仕事は、自分で探せるし作り出すことも出来ます。

大企業に入るには

それでは、大企業に入るにはどうしたらいいのでしょうか。社会人になって10年経った経験から書いてみたいと思います。

もしあなたが就活生なら、「OB訪問」や「インターン」はしていますか?

これらは、面接など本採用の選考前に企業にアプローチできる有効な手段です。

僕も面接官をやることがありますが、実際、面接やグループディスカッションの数分間だけで学生の人となりや能力を判断することは非常に困難です。

そのため、企業は本採用での選考以外にも学生を見極めるための場面を設けているのです。

社会に出てからも痛いほど実感すると思いますが、ビジネスは結局コネによるところが大きいです。

商談の成否も、転職も、社内での異動も、結局はコネによって引っ張られることが多いのです。

「こいつは俺よく知ってるから…」なんてことが。

「コネなんてありません!」

「ゼミの先輩にそんな大企業に入った人なんていません!」

という人。

わかります。僕もそうでした。

しかし、コネはいつだって自分で作るものです。

僕も就活生時代、希望の会社に入るために就職課で名簿をひっくり返して見つけた、たった1人のOBにコンタクトをとり、はるばる名古屋から東京まで夜行バスに乗って会いに行きました。

今となってはいい思い出ですが、最近ではそんな大変な思いをしなくてもネットを活かしてOB訪問をサポートする便利なサービスがあります。

ビズリーチ・キャンパス 」や「ニクリーチ 」といったサービスです。

興味のある人は「有名企業にOBなんていません←こんな学生はどうしたら良いのか?【ネットで簡単】」で詳しく書いていますので、よかったら参考にしてみてください。

まとめ:大企業に入って幸せ

「好きなことで生きて行く」っていうと、だいたい会社やめましたとか、サラリーマン叩きが始まるのが日本のネット社会だけど、外野がどれだけ批判したところで大企業の中の人たちは上に挙げたようなメリットを享受しながら普通に幸せに生きてます。

「いい大学出て大企業で働く」って、別に全然つまんない人生じゃないんですよって事です。

たとえば僕の周りには、仕事はパッとしなくても趣味がプロレベルで高い評価を受けてる人とか、子どもがスポーツで全国レベルの人とかがザラにいます。

そういう人たちだって全然「好きな事して生きてる」と言えると思うんですけどね。

仕事以外での充実度が高いんですよね。

余力があるから。

ちなみに予防線はるわけじゃないですが、僕は結局何が幸せかなんて人によって違うと思っています。本当に。

でも、よくよく考えたらやっぱり大企業で働く事が幸せになる確率が高い人が多いんじゃないかなぁと思うわけです。

以上、中小も大企業も両方経験した30過ぎたオッサンの呟きでした。

皆さんがどんな会社で働くかの参考になれば嬉しいです。

それでは、国際経理の中の人(@baticwords_bot)でした〜。

次に読む:「大手企業が退屈すぎてやめたい」という理由が理解できない

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