人気ポッドキャスト「バイリンガルニュース」が英会話の練習に最適な理由

 「バイリンガルニュース」とは?

これまで色々な英語学習に効果的なコンテンツを紹介してきましたが、1年ほど前、これぞ決定版!と思えるコンテンツに出会いました。
それはバイリンガルニュースというPodcastです。
 
バイリンガルニュース (Bilingual News)

バイリンガルニュース (Bilingual News)

  • Michael & Mami
  • 言語コース
  • ¥0
今最も人気のあるPodcastの一つなので知ってる人も多いとは思いますが、英語勉強してる知り合いでも意外と知らなかったりするので改めて紹介したいと思います。
 

日本人とアメリカ人の自然なバイリンガル会話

バイリンガルニュースは日本人のMamiと、アメリカ人と日本人のハーフMichaelが、毎回気になったニュースを英語と日本語で紹介するPodcastです。
2人ともバイリンガルなのですが、基本的にはMamiは日本語で、Michaelは英語でニュースについてフリートークを繰り広げます。
 
これが本当に英会話の勉強になります。
 
僕が以前から実践・推奨しているスピーキングの練習法の1つとして、リスニングのテキストのような台本のある会話ではなく、台本のないフリートークやインタビュー番組などをひたすら聴いて、ディクテーションしたりシャドーイングするという方法があります。
 
これは、リスニングのテキストのような推敲を重ねた文は生きた英会話を学ぶには綺麗すぎると思うからです。
 
ネイティヴの日常会話は、リスニング教材のようにゆっくりではないですし、省略もスラングも交じりますし、聞こえるか聞こえないかくらいの声で相槌を打ったりもします(日本人もそうですよね)。

そういった、いわば「正しくない」、「使えなくても困らない(とされている)」英語は多くのリスニングテキストには載っていません。

ですが、使えなくても困らないかもしれませんが、それを「知らない」と当然ですが日常会話では相手が何を言ったのか解りません。
 
また、台本通りではない、自然な会話をたくさん聴くと、これまで知っていたけど使った事がない単語の使い方がわかるようになります。
 
Please elaborate. =詳しく(話して)?
 
とか、自分はこれまでelaborate という単語は知っていても、使ったことはありませんでしたが、Michaelが使っているのを聞いて、ナルホド!と思いました。
 
他にも日常会話で使える会話表現がいっぱい(当たり前ですが・・)なので、本で読んだことはあるけど自分では使ったことない表現とかも、Michaelが使ってるのを聞いて自然と使えるようになります。
 

 スクリプトを読みながらのリスニングが効果的

そしてもう1つ僕が効果的だと思う練習法として、スクリプト付きで聴くということを推奨しています。
僕はズバリ「聴き流し」は意味がないと思っています。
 
ある程度英語を話せる人(留学経験者とか)が英語力の維持をするなら聴き流しも効果はあると思います。が、僕のように日本にしか住んだことない人間が英語をだらだら聴き流してもコンテンツの大部分において、単語を単語として認識せずただの「音」を聴いてるだけの状態になってしまい、意味が無いと思います。
 
なので、効果的に英会話の勉強をするなら必ずスクリプトを参照することが大事です。
 
何と言ってるのか解ってる上で、それを何度も聴くことで単語や表現が自分のものになります。
 
スクリプトを読んだうえで番組を何度も聴き、スクリプトを上から下まで覚えてしまうくらい聞くのが会話力向上の近道だと思います。
 
台本は不要ですがスクリプトは必須です。
 
※バイリンガルニュースの全てのエピソードのスクリプトはアプリ経由で購入できます!
 
発話力を鍛えるには表現のストックを増やすことです。
その為にはスクリプトを読んだ上で、ひたすらシャドーイングです。
Michaelの後に続けて実際に口を動かしましょう。表現をただ知っていても、実際に声に出して言ったことが無い言葉は会話でも使えません。これは日本語でも同じだと思います。
 
 
 
 

バイリンガルニュースからお気に入りエピソードを紹介!

 
それでは数あるバイリンガルニュースのエピソードの中から、僕が個人的に気に入ってスクリプトを購入したエピソードを紹介します。
 
97.School Shootingの回
アメリカでのSchool Shooting(学校での銃乱射事件)を紹介した回です。
議論がヒートアップして途中からMamiがほぼ英語しか話さなくなります。
アメリカ人のMichaelの銃規制に対する冷静な見解も興味深いです。
 
Michael: It won’t happen. Period.
アメリカで銃を廃止するのは不可能だと断じるMichaelが言ったひとこと。Periodってこんな風に使えるんですね。
 
105.ゲスト「山村憲之介」さんの回
高校を卒業後してから、俳優を目指しオーストラリアに留学し、実際にハリウッド俳優になった山村憲之介さんがゲストの回です。
英語も演技も高校卒業してから始めたというから驚きです。とても勇気付けられました。
Ken: So I said hello and they said G’day.
僕もオーストラリア人を家にステイさせた事があるのですが、オージーイングリシュって特徴的で面白いです。同じ英語なのに何でこんなに違うんだろうって。
「正しい英語」なんて無いんだと気付かされます。
 
68.特別編「吉田研作」さんの回

二人の大学の恩師、吉田研作教授を招いての回。

日本人の英語コンプレックスや、日本の英語教育の問題点についてトークしています。

全ての英語学習者に聞いてほしい、非常に意義のあるエピソードだと思います。

Mami:なんかそのよく聞くのはぺらぺらになってから使おうっていう。だから使っていくうちにぺらぺらになるものなのに、こうやっぱり完璧になるのを待って、そこからみんなに披露しようみたいな。待ってるうちに完璧にならないから一生使わずに終わっちゃうっていうケースがやっぱり。

〜中略〜

Yoshida: The major problem is nobody knows what 完璧 is, right?

ちなみに吉田研作教授は僕の愛読書である「朝起きてから寝るまで英語表現700」の著者でもありました。こちらも本当に素晴らしい教材です。

132.Mami’s back!の回
永らく休養していたMamiが久々に戻ってきて元気いっぱい喋りまくる回。
2人の、将来のために今は我慢して今は苦労して、それで年取ってから楽しもうにも何があるか解らないから我慢なんかせず今を楽しんだ方が良い、という意見には大賛成です。

Michael: You may just get hit by a bus.

Mami: Exactly.

Michael: Tomorrow.

Mami: Tomorrow. 

けっこう長い事戻ってこなかったので、このまま番組終わっちゃうんじゃないかと心配していたので、二人のこの掛け合いを聞いたときは感動してちょっと泣きそうになりました。

まとめ

以上、バイリンガルニュースの紹介でした。

英語の勉強になるだけでなく、毎回のニュースのチョイスも、どこで見つけてきたんだと思わせる面白いものばかりです。 

英会話ポッドキャストは山ほどありますが、僕はバイリンガルニュースが最強だと思います!

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