営業から経理に異動してわかった、両方のメリットとデメリット【違いはストレス】

経理キャリア
  • 営業に配属されたけど、ストレスだらけで正直キツイ…。経理ってラクそうだけど、実際どうなの?
  • 経理に配属されたけど毎日退屈。営業の仕事が気になる

こんな人たちのギモンに答えます!

こんにちは。
キャリまが管理人の国際経理の中の人(@baticwords_bot)です。

僕は新卒で営業に配属されましたが、自分は営業では勝っていけないと思い、経理に異動しました。

その後、経理での経験を活かしグローバル企業に転職、今に至ります。

僕にとって営業は消耗する仕事でしたが、営業の方が合っているという人がいるのも事実です。

というわけで両方経験したからこそわかる、双方のメリットとデメリットについて書いてみたいと思います。

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営業のメリットとデメリット

営業のメリット:成績に対してインセンティブがある

営業はふつう、部署や個人の成績に対してボーナスが出るので、年によって基本給プラスαの年収の積み上げがあります。

一方、経理は会社の業績がよくてもボーナスに反映されるのはごくわずかだったりするので、同じ会社だと経理よりも営業の方が給与が高いのが普通です。

営業のメリット:数字さえ出していれば自由

営業は何よりも数字で評価されます。
たとえ先輩であっても、同じ部署でより高い売上を叩き出している後輩からは、下に見られても仕方ない世界です。

また、売上をとるためなら社内にとどまる必要は全くなく、むしろ外に出るのが当たり前とされます。
そして数字さえ出していれば外でカフェで休憩してようが(バレなければ)何も言われない、というのが営業という仕事です。
この自由度が合っている人には、経理のように基本的に内勤の仕事よりも働きやすいのです。

営業のデメリット:ストレスが多い

しかし、なんだかんだ言っても営業はストレスが多いです。

  • 数字として与えられるノルマ。
  • 顧客との飲み会。
  • 顧客からの理不尽な呼び出しやクレーム。

などなど、営業は何かとストレスと多い仕事です。
好成績を残せば自由、かつお金という形で報われる仕事ではありますが、向き不向きのある仕事と言わざるを得ません。

国際経理の中の人
国際経理の中の人

20代で年収1000万!とかは、営業じゃないとあり得ないですよね〜

経理のメリットとデメリット

経理のメリット:段階的にレベルアップできる

いっぽう経理のメリットについてです。

中小から大企業に転職してみてわかった働くのにベストな選択」でも詳しく書きましたが、経理は細かい日常のミクロな業務に始まって、徐々に段階を踏んで全体を取りまとめるマクロな業務にレベルアップしていける仕事です。

資格も、簿記に始まり、税理士やUSCPAなど、比較的受けやすく、かつ一般的にも認知度の高いものが多いため、モチベーションに繋がります。

経理のメリット:ストレスフリー

営業と比べた一番のメリットがコレですね。

経理のお客さんは他の部署の社員のです。

クセのある人もいるでしょうが、それでも売上を握られているお客さんよりはやり易いはずです。無理な呼び出しなどもありません。

また、経理は税法や会計基準など、制度に従う仕事です。従うべきは会社や上司ではなく、法律です。

上司がなんと言おうと法律に逆らうことは出来ませんので、その点はシンプルで良いです。

しかも経理は基本内勤ですが、決算月など繁忙期が決まっているため、休みも取りやすいです。

このように、営業から経理に異動した経験から、経理は営業に比べ圧倒的にストレスフリーであると言えます!

経理のメリット:つぶしがきく

よく言われることですが、これはホントです。

経理がいない会社はありません。お金の管理は経営の基本です。会社はお金が払えなくなったら潰れます。

経理をやると会社の数字の成り立ちが分かるので、あらゆる会社の経営状態が肌で感じられるようになります。

また、どんな会社でも存在する以上、業績を管理し、帳簿をつけ、税金を納める義務があります。

ですが、単純な支払い業務などばかりやっていても潰しは効きませんので、注意が必要です。

関連記事:「経理はなくなる」は本当か?現役経理社員がこのさき生き残る方法をマジメに考えてみた

経理のデメリット:営業に比べると給与は落ちる

これは営業のメリットの裏返しですね。

ただし、これはあくまで同じ会社の中での話です。

転職して気づいたら年収が200万上がってた話」でも書いた通り、日本の会社の給与テーブルは会社ごとに決まっていますので、同じ会社なら部署による年収の違いはそこまで大きくありません。

転職すれば、経理でも前職の営業のボーナス込みの年収を超えるなんてことはザラにあります。

国際経理の中の人
国際経理の中の人

僕は転職した「だけ」で200万上がりましたからね・・・

未経験で経理に異動するためにやったこと

僕はもともと新卒で営業部署に配属されましたが、そこでパワハラ上司に苦しんだ経験と、いつまで経っても上がらない会社の給料に絶望して転職を決意しました。

そして転職するには潰しの効く経理が良いだろうと思い、まずは社内で経理に異動する計画を立てました。

未経験の社員が手ぶらでやってきても、「どうせ営業が嫌だから経理に来たいんだろう?」と思われると思ったので、意地で簿記2級を取得しました。

その後さらに英文会計資格のBATICも取得し、念願叶って経理に異動するすることが出来ました。

やはり経理が未経験で転職するのはハードルが高いですから、資格を取ってアピールし、まずは社内で異動するというのが良い作戦だと思います。

その後、転職した時の事はこちらの記事をご覧ください↓

関連記事:JACリクルートメントの評判「グローバルに強い」は本当か?僕のリアルな体験談を語ります

まとめ

というわけで、営業と経理、両方経験した上でのメリットとデメリットを書いて見ました。

こうして書いてみると、営業より圧倒的に経理の方が良いみたいに見えますが、僕はそう思ってる訳ではありません。

営業は営業で、自分で数字を積み上げていく面白さがあると思います。

またそれが給料にダイレクトに反映されるのもメリットです。

僕は新卒で営業に配属されたため、余計にストレスフルな部分が強く感じられてしまったように思います。

社会人として10年以上経験した今なら、「来年から営業やれ!」 と言われても「お、ちょっと面白そう?」と思えるくらいにはなりました。

まぁでも、経理も面白いので迷いますけどね。

ちなみに、経理として転職したい人には特化型のエージェントもありますので、ぜひ一度チェックしてみて下さい。

この記事が皆さんの参考になれば嬉しいです!

というわけで、国際経理の中の人(@baticwords_bot)でした。
それでは〜。

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