キャリまが

30代で未経験からグローバル企業に転職した筆者が、英語、お金、子育てなどについて語るブログ

USCPA予備校を実務家目線で比較!受験生タイプ別の「選びかたポイント」を解説します

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USCPAの4つの予備校を、徹底的に比較してみました。
また受験生のタイプ別に、自分に合った予備校はどれなのか、というポイントもまとめています。

 

こんにちは。
30代で英語未経験からグローバル経理職に転職したヘルペスもちです。
僕は転職後、海外子会社の連結報告のチェックや、海外支店の現地監査対応などを担当しています。
この記事では、そんな実務的な目線からUSCPAの4つの予備校、アビタス、大原、TAC、プロアクティブを徹底的に比較しています。
比較項目は

  1. 特徴
  2. 受講料
  3. 講義数
  4. 単位取得サービス
  5. サポート期間

の5つです。

また、USCPAは人によって受験要件が異なる試験ですから、受験生のタイプ別に「選びかたポイント」をまとめてみました。
早く読みたい人は目次から『タイプ別「選びかたポイント」まとめ』に飛んでください。

予備知識:そもそもUSCPA受験には予備校は必須なのか?

現在USCPA講座を開講しているのはアビタス、プロアクティブ、TAC、大原の4校です。
それらを比較する前に、予備知識も兼ねて、USCPAは独学でも可能なのか、という話をしたいと思います。
結論から言うと独学は絶対にオススメしません。
まず大前提として、USCPAを受験するには大学の会計単位とビジネス単位が一定数必要となります。
多くの人はこの単位要件を満たしていないことがほとんどです。
出願に必要な単位は州によって異なりますし、大学時代の単位取得状況もまた人によって異なりますので、最適な受験プランをたてるため、やはり予備校の力を借りるのが効率的です。
また各予備校では、アメリカの大学と提携していて、予備校の授業を受講することで、それらの大学の単位を取得することができるようになっています。

ここが大きなポイントです。

というわけで、USCPA受験には予備校は「ほぼ必須」と言っても過言ではないのです。
それらを踏まえた上で、USCPAの予備校4校を比較していきたいと思います。

 

1、アビタス USCPA講座

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アビタス USCPA講座

アビタスUSCPA講座の特徴

まず最初はアビタスです。
アビタスはUSCPA予備校ににおいて合格者数・業界シェアNo. 1で、USCPA受験の大本命です。
アビタスの特徴は、オリジナルの教材を開発している点です。
他校のように、アメリカのスクールのテキストと自校のテキストを併用するスタイルだと、重複して無駄が生じるという考えから、オリジナルのテキストを開発して使用しています。
テキストはもちろん日本語ですので、英語が不安な方でも安心して受講することができます。

 

アビタスの受講料

  • USCPA フルパック 749,300円 (会計+ビジネス53単位取得費用込み)
  • USCPA ライトパック 553,500円 (会計+ビジネス15単位取得費用込み)

公式サイトでみる

※2つの違いは後ほど説明します。
※いずれもeラーニング+教室講義の値段

 

アビタスの講義数

全59回(上記2講座とも同一)

 

アビタスの単位取得サービス

上記の通りアビタスの講座は2通りあり、「フルパック」と「ライトパック」に分かれています。
この2つ、要はコースを通して取得できる単位の数が違うのです。
アビタスの講座はカリフォルニア州立大学イーストベイ校と単位提携しているため、アビタスの講座を受け、認定試験をクリアすることで同校の単位を取得することができるのです。
フルパックとライトパックの違いは単位取得可能数です。
大学時代に会計系やビジネス系の単位を取得しており、追加で必要な単位が少ない場合はライトパックで済ますことができますし、そうでなければフルパックを受講して必要な単位を取得すれば良いというわけです。
ちなみに、単位認定の数の違いで値段が異なるだけですので、カリキュラムはどちらのコースも同じです。

 

アビタスのサポート期間

アビタスの講義は5年間再受講可能ですので、もし急な仕事の都合などで学習の継続が困難になってしまった場合でも、また再スタートすることができます。
この点は非常に安心感がありますね。
また、受講期間中はメール質問が無制限でできますし、合格後には10,000円でライセンス取得サポートも受けられます。

このように、万全の安心感はさすがシェアNo.1といった感じです。
またアビタスの受講生は90%が社会人だそうですが、それだけ通いやすいということなのでしょうね。

ちなみにアビタスの無料セミナーは参加するだけでこの書籍が貰えます。

シェアNo. 1。
安心の実績で選ぶなら、アビタスです。

 

2、資格の大原 USCPA講座

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大原USCPA講座の特徴

続いては言わずと知れた会計資格の名門、大原です。
大原の特徴は何と言ってもネイティブの英語講義を視聴できるという点です。
大原ではアメリカ・ロサンゼルスのCPA予備校「Roger CPA Review」の講義を採用しており、大原の日本人講師の授業と、好きなように選んで視聴することができます。
Roger CPA ReviewのRoger講師はCPA指導歴20年、合格率88%(!)を誇るベテラン中のベテランです。
そんな講義を英語で聴けるのは大原だけです。

 

大原の受講料

453,000円(Web講座の料金 ※映像通学だと474,000円)

公式サイトでみる

これに加え、日商簿記2級・BATIC320点以上・TOEIC730点以上など、比較的難易度の低い資格を保有していることにより、10%割引があります。

 

大原の講義数

全96回

 

大原の単位取得サービス

大原の受講料には会計18単位、ビジネス6単位取得費用が含まれています。
出願の単位要件は州によって異なると書きましたが、少なくともこの単位数でアラスカ州の出願要件は満たすことができます。
次に紹介するTACでは、受講料プラス単位認定料として3単位ごと22,600円がかかります。
プロアクティブなら3単位ごと$250です。
これに対し、大原は単位込みで453,000円(しかも10%割引あり)ですから、さきほどのアビタスのライトパック(15単位込みで553,500円)と比べても、最もお値打ちとなっています。
出願州によってさらに単位取得が必要な場合は3単位16,000円から別途取得可能です。

 

大原のサポート期間

講義の取得可能期間終了後1年間は無料で質問対応・受験手続きサポート・ライセンスサポートなどが受けられます。

 

英語に自信があるという方、Roger講師の本場の会計講義を受けたいという方には大原がオススメです。

 

3、TAC USCPA講座

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TAC USCPA講座の特徴

続いてTACです。
TACの特徴はアメリカのCPA対策の優良教材であるBecker社とコラボレーションして開発した教材です。
「初学者がこれだけで合格できる」をモットーに作られた、丁寧かつ解りやすい内容となっています。
またBecker Online演習ソフトは、本試験のコンピューター受験そっくりの内容となっており、本番さながらの緊張感に慣れながら問題演習をすることができます。

 

TACの受講料

494,000円(通学の値段 WEB受講の場合535,000円)

公式サイトでみる

 

TACの講義数

全79回

 

TACの単位取得サービス

TACの総合本科生はブラッドリー大学との提携により、会計11科目+33単位とビジネス8科目 24単位が取得可能です。
ただし、単位認定試験料として、受講料とは別に入学金7000円+受験料3単位ごとに22,600円が必要となります。

 

TACのサポート期間

受講有効期限(24ヶ月)終了から5年間、割安料金を支払うことで講義を再受講することができます。
またその間にBecker教材に改定があった場合、割安価格で購入可能です。

他にも、受講有効期間中は講義音声を無料でダウンロードできるなど、スキマ時間をフルに活かした勉強が可能な内容となっています。

 

4、プロアクティブ USCPA講座

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プロアクティブUSCPA講座の特徴

最後に紹介するのがプロアクティブです。
アビタス、大原、TACに比べマイナーなので聞いたことないという人も多いかもしれませんが、国際会計指導が専門の実績ある学校で、以前はBATICの対策講座もやっていました。
実は僕がBATICのときに通っていたのがプロアクティブでした。

プロアクティブUSCPA講座の特徴は何と言っても「佐々木講師」のユニークな講義。これに尽きます。
佐々木講師はNY州のUSCPAで、実務経験を交えた強烈なバイリンガル講義が特長です。
僕もBATICの時に特典で1コマだけ佐々木講師の講義を受けたことがありますが、本当に強烈でした。

ちなみにYouTubeにその時の動画がありました。


観てて思い出したんですが、この最前列に座って必死で笑いをこらえている熱心に聞いている黒いハンチング帽、これ僕ですね・・・。

もう5年も前ですが強烈に記憶に焼き付いています。

バイリンガルな発音を交えつつ、とつぜん大声になったかと思えば、急に聞き取れないほど小さな声になったりします。
それでも、実務経験は本物なので、実例を交えた内容(監査で太平洋の真ん中の油田を見に行く話とか・・・)で、最初から最後まで飽きることなく引き込まれっぱなしでした。
この時、佐々木講師がこう言っていたのを今でも覚えています。

英語を喋るときはね、下唇を濡らすんだ。
下唇を見れば英語の練習をしてるかどうかわかるんだよ。

このようにとてもエキサイティングな講義です。
受けるかどうかを別にしても、あの個性はぜひ一度体験してほしいです。

 

プロアクティブの受講料

通学コース 350,000円 (eラーニング含む。eラーニングのみだと 240,000円)

公式サイトでみる

これだけ見るとこれまでのどの学校よりも安いですが、これには単位取得費用が含まれておりませんのでご注意ください。
逆に言えば、すでに単位の多くを持っている人にとっては、無駄なお金を払わなくて済み、一番リーズナブルに抑えられる選択となります。

 

プロアクティブの講義数

全52回

 

プロアクティブの単位取得サービス

グアム大学と提携しており、会計36単位+ビジネス24単位を取得することができます。
ただし単位認定料として3単位ごと$250が必要となります。

 

プロアクティブのサポート期間

サポート期間は5年間です。残念ながら講義が再受講できるかどうかの記載はHPにはありません。

 

プロアクティブの魅力はなんといっても佐々木講師のユニークな講義です。
ユニークというより超」ユニークですね。あれだけは他のどこにも真似できません。

講師によってやる気が引き出されるタイプの人にはオススメです。

ただし個性が強烈すぎるだけに、人によって合う合わないはあると思います。
通学の講師は佐々木講師を含む3人、eラーニングでは佐々木講師のみとなりますので、合うかどうかは慎重に判断してください。

またプロアクティブは知名度が低いこともあり、生徒数が多くない点もポイントです。
そのため講師と生徒の距離が近いのです。
僕もBATIC時代にお世話になった先生(佐々木講師ではありません)とは未だに交流が続いています。

 

タイプ別「USCPA予備校の選びかた」ポイントまとめ

さてここまで、各予備校の特徴列挙してきました。
ここからは、受験生のタイプ別に選び方のポイントをまとめてみたいと思います。

ポイントは

  • 費用
  • 取得単位状況
  • 英語力
  • 継続できるかどうか
  • 講師

の5つです。

 

とにかく費用を安く抑えたい人は

とにかく安く済ませたい、お金をかけられない、という人には大原がオススメです。
単位(会計18単位、ビジネス6単位)取得料「込み」で453,000円は、4校の中では一番安いからです。

USCPA はとにかくお金がかかる資格です。
出願料として$50〜$220(州によって異なる)かかるうえ、1科目あたりの受験料が1回$208.4もかかります。しかも、日本で受ける場合これにさらに国際料金として1科目あたり$356.66が上乗せされます。
つまり受けるだけで「1科目あたり」約6万円もかかるのです!
そのため、予備校の費用というのは切実な問題となります。

 

取得単位で選ぶなら

先ほど大原が一番安いと書きましたが、それは単位取得料を含めた場合の話です。
もしあなたが、商学部や経営学部の出身で既に出願資格となる単位を多く取得済みの場合は話が変わってきます。

まず、プロアクティブなら受講料だけなら240,000円で受講できます。
これにプラスして3単位ごと$250で足りない単位を補っていく形になりますので、人によっては最も安く抑えられる可能性があります。
また、アビタスのライトパックなら取得単位は15単位だけになりますが、受講料は553,500円に抑えられます。

ただし、必要な単位は出願州によって異なりますので、あなたの単位状況を踏まえた上で実際に予備校に相談するのが良いでしょう。

 

英語力で選ぶなら

もし、いきなり英語で会計を学ぶのが不安、という方にはアビタスがオススメです。
アビタスは独自に開発した日本語教材を使用していますから、英語に自信がない人でも確実に会計知識をマスターできます。

英語に自信がある、むしろ英語で学ばなければ意味がない!と思う人には大原がオススメです。
何と言ってもRoger講師の本場の英語の講義を受けられるのは大原だけです。

英語力に自信のある人であれば初めから英語で会計を学ぶのは、個人的には良いアプローチだと思います。
日本語の会計用語は英語を無理やり直訳したような言葉も多く、英語の方がしっくりくる言葉も多いからです。
また、会計実務を通して触れる英語は、TOEICや日常会話だけでは身につきません。
独特の言い回しが多いからです。
そうした生きた英語を受験勉強しながら学べるというのは大きなメリットだと思います。
大原では日本人講師の講義とRoger氏の講師を好きに選択して受けられますから、基本的には日本語で受講して、英語ではどのようなニュアンスになるんだろう、と気になったところだけを英語で受けてみる、という使い分けが可能です。

 

継続できるか不安な人は

USCPAの科目合格は18ヶ月有効なので、なんとかその期間に全科目合格してしまいたいものですが、中には仕事や家庭の状況により、途中で中断せざるを得ない人もいます。
各社サポート期間を設けていますが、比較するとアビタスの「5年間再受講可能」が最も厚い内容となっております。
他校では、講義の受講期間終了後には、メール等のみのサポートとなったり、再度講義を受講するには別途料金が発生したりするケースが多いため、これは頼もしいです。

やるぞ!と決めて予備校に申し込んだものの、急な異動があって忙しくなったり、子どもができて受験どころではなくなったりということはありがちです。
5年間かけてサポートが受けられるというのは安心できるポイントだと思います。

 

気に入った講師から習いたい人は

各社優良な講師陣を揃えていますが特長をあげるならこんな感じでしょうか。

  • アビタス:生徒からの定期評価により、5段階中4.3以上取れた講師のみが教壇に立つ
  • TAC:USCPAかつ実務経験のあるプロフェッショナル講師
  • 資格の大原:Roger講師による活きたネイティブ英語講義
  • プロアクティブ:佐々木講師による超ユニークなバイリンガル講義

講師に関しては、人によって合う合わないがありますので、こればっかりは実際に足を運ぶなり体験するなりして自分の目で確かめるしかありません。
僕はこのうちプロアクティブ佐々木講師の講義しか実際に聞いたことはありませんが、個人的には大好きです笑。

 

結論:予備校は実際に足を運んで自分の目で確かめよう!

いかがでしょうか。
みなさん、転職やキャリアアップなどそれぞれの理由からUSCPAを目指そうと考えていると思います。
何度も書きますがUSCPAは本当にお金のかかる試験です。
それだけに、お金をドブに捨てることの無いよう、予備校に関しては慎重に選んでほしいと思います。
各社、セミナーを開催しておりますので、実際に足を運んで自分の目で確かめるのが良いでしょう。

セミナーに参加すると講師の熱が伝わってきてモチベーションも上がります。
僕はBATICの時に参加したプロアクティブのセミナーで、そこの先生(今は退職済)が面白く思わず申し込んでしまいましたが、その選択は間違っていませんでした。
結果としてBATICコントローラーを取得後、グローバル企業の経理職に転職し今に至ります。

その先生の言葉で今でも忘れられないものがあります。

「やるやる」と言っていて、実際に行動するのはそのうち2割だけです。
だからまずは本当に行動するだけで上位に行ける。
競争というのは思ったより緩いんです。

これは本当にその通りだと思います。

さあ、あとは行動あるのみです!
みなさんのキャリアアップを願っています。

 

 

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