キャリまが

30代で未経験からグローバル企業に転職した筆者が、英語、お金、子育てなどについて語るブログ

経理として中小企業から大企業に転職してみてわかった、働くのにベストな選択はどっち?

f:id:herpes_carrier:20180727050909j:plain

こんにちは。ヘルペスもちです。

これから就職しようとしている学生さん。

また、転職活動で会社選びをしている人。

働くなら、高待遇で安定した大企業か、裁量が大きくて成長できる中小企業か、迷った事はありませんか?

この記事では、経理マンとして中小から大企業に転職した僕の経験から、両者の違いと、経理として幸せになれるベストな選択について書いています。

基本的には経理の仕事の話ですが、経理以外の仕事でも当てはまる部分があると思いますので、そのつもりで読んでいただければと思います。

 

僕が考える、大企業と中小企業の働く上での決定的な違いは2つです。

それは

  • 業務範囲
  • 給与

です。

 

経理として中小企業から大企業に転職してみてわかった、両者の決定的な違いとベストな選択

決定的な違いその1:  業務範囲の広さ

まず、大企業と中小の決定的な違いの1つとして、業務範囲の広さが挙げられます。

経理業務はとても幅広い仕事です。

しかも、それらの仕事が段階を経てわかりやすくレベルアップしていくようにな形になっています。

図にするとこんな感じです。

f:id:herpes_carrier:20180727051010j:image

 

だいたい経理に配属された新人は日々の経費精算や、支払い処理、買掛金・売掛金の管理(消し込み)など、ミクロな業務をひたすらこなすことになります。

そこから固定資産の管理やリース、源泉税などの租税の納付など、幅を広げていくことになります。

そして、レベルが上がるごとにそれらミクロな業務の結果を取りまとめて、「決算」を作り上げる担当になり、そこからさらに「連結」や「税務申告」というマクロな業務にレベルアップしていきます。

 

もちろん会社によって異なりますが、経理とはこのように、ミクロな業務の積み重ねを取りまとめる、マクロな業務にレベルアップしていくものだと思ってください。

 

なお、業態によってミクロな業務の内容は異なり、たとえば会社によっては「リース処理が無い」というような会社も存在します。

しかし「決算が無い」「税務申告が無い」という会社はあり得ません(外注している可能性はありますが)。

決算や税務申告は、日々のミクロの業務の「取りまとめ」の業務だからです。

 

当然ながら取りまとめの業務は、ミクロの業務の内容が分かっていないと難しいものになります。

レストランでウェイターが料理の材料について聞かれて「何使ってるかわかりません」ではマズイですよね?

その料理を自分が作ることができなくても、せめて材料の知識くらいは持っているべきです。

 

中小企業では何でもやる

さて、先ほど経理とはミクロの業務からマクロの業務へレベルアップしていく仕事だ、と書きましたが、それは理想の話ですよ?残念でした。

 

中小企業では「段階を経てレベルアップして・・」なんて悠長なこと言ってられません。

使える人材はすべて即戦力なわけです。

なので、日々ミクロな業務をやりつつ、四半期や期末にはマクロな業務もやらされるのです!

 

自分がまさにそうでした。

僕が前に働いていた会社は、従業員1000人ほどの中小企業でした。

決して「零細」ではありませんが、社名も有名ではなく、大手と呼ぶには行き過ぎでした。

そんな会社で経理に異動した僕は、初年度から連結子会社の経理業務を全て任されました。

毎日テンキー叩きまくって社員の交通費を精算しつつ、毎月源泉税を納め、年に2回消費税の申告、年末に償却資産税の申告。

期末には決算報告を作成し、さらに法人税の別表四、五の一、五の二の作成など、怒涛のように1年が過ぎました。

 

当時の僕の知識は簿記2級とBATICで得たものだけなので、書籍で知識を補いながら何とか食らいついていた感じです。

当時役立った本はこの辺ですね。特に税務周りは簿記では学ばないので、実務をやる際にはこうした知識の補完は必須になると思います。

 

 

とても大変でしたが、

僕は経理は「ひと通りやったことがある」という経験にとても意義があると思っています。

いきなりマクロの業務からやっても、ミクロの業務内容が分かっていなければ、掴みどころの無い、自分でも何やってるのかよく解らない仕事になってしまうと思います。 

この会社での経験は僕の経理キャリアにとって大きな財産となりましたし、本当にラッキーだったと思います。

 

また、それが経理の醍醐味でもあると思います。

「小さな組織の経理を1人で回す」をやってみたいと思っている経理マンは多いと思います。

自分の手が届く範囲だからやり甲斐があるんですよね。

 

大企業は徹底的に分業

いっぽう、そんな仕事を経験した後に転職した会社は、従業員5000人規模。

グループ連結売上高は1兆円を超える大企業でした。

 

ここで意外にも驚いたことは、経理スタッフのレベルの低さでした。

 

大企業だから、どんなにすごい人材が揃っているのだろう、とワクワクしていましたが、全くそんなことはありませんでした。

大企業では、先ほどあげたような経理業務が非常に細かく分業化されており、何年もずっとミクロな業務しかやっていません、というような人材がゴロゴロいました。

先にも述べた通り、経理はレベルアップしていく仕事ですが、レベルが低いまま年齢を重ねているため、1人1人の経験値は中小企業のスタッフに比べると決定的に低いです。

 

しかも、大企業になればなるほど、意味の無い社内報告や稟議が多いものです。

若手は得てして、そうした社内業務の段取りをやらされる事が多く、当然そのような経験は経理スキルには全く無関係です。

 

そんなわけで僕は、転職先の経理で働く若手が気の毒でなりませんでした。

 

このように、専門職としての成長スピードでは、大企業は中小企業に比べて決定的に遅いという事はハッキリと言えると思います。

 

大企業は畑違いの人事が当たり前に行われる

また、大企業では合理性を無視した人事がよく行われます。

経理経験の無い人がいきなり経理部長になったりするのです。

 

前述のようなミクロの業務を経験したことがない人物がいきなりマクロな業務の意思決定者になるわけですから、現場はたまったもんじゃありません。 

上司から「総勘定元帳ってなんだっけ?」と言われた時の衝撃は今でも忘れません。

その辺の空気を読んで現場に任せて責任だけ取る、というリーダーなら良いのですが、自信の無さから細かいところにやたらと突っ込みを入れる人だったりするとマジで悲惨です…。

 

決定的な違いその2: 給与

さてここまで書いてきた通り、要するに業務の難易度・求められるレベルともに中小企業の方が大企業よりも、高いのです。

しかしここで悲しいお知らせがあります。

仕事の難易度・労力と給与は比例しません。

いかに中小企業の経理マンが難易度もレベルも高い仕事をしていたとしても、給与が高いのは大企業の方です。

 

日本企業の給与は、個人の能力やアウトプットではなく、給与テーブルに沿って決まるからです。

まして利益を産み出さない経理のような部署は、営業などに比べて給与が低い場合も多いです。

これが日本企業の現実です。

 

結論: 経理マンが幸せになるためのベストな選択は?

以上つらつらと書いてきましたが、結論として大企業と中小企業、どっちを狙うべきかという話に戻りたいと思います。

 

スキルは身につくけど、給与は安い中小企業か。

給与は高いけどスキルは身につかない大企業か。

なんだか究極の選択のようです。

 

中小と大手、両方で働いた僕の結論は、あまり有名でない中小規模の「上場企業」を狙う、です。

有名な企業は、入れれば良いですがそれだけ人気ですので倍率も高いです。

 

規模が大きくなくても、上場企業であれば経理はしっかりしているうえに、待遇も悪くありません。

 

僕は上場企業も非上場企業も両方経験していますが、経理に関しては上場企業の方が圧倒的に求められるレベルは高いです。

なので、規模は小さくても上場企業の方が経理のスキルは間違いなく身につくでしょう。

 

また、これはエージェントから聞いた話ですが、上場企業から非上場企業への転職は比較的受かりやすく、その逆は難しいそうです。

なので、ある程度スキルが付いたらその経験を生かして今度は大企業に転職すれば良いのです。

なんだかんだ言っても大企業は待遇が良いですから。

 

以上が僕の結論です。いかがでしたでしょうか。異論はあると思います笑。

もちろん会社によって違うのでひとくくりにはできません。

結局のところ正確な情報は外から見ただけでは分かりません。

 

経理や法務・人事などの管理部門に特化したエージェントなどもありますので、一度相談してみても良いかもしれません。

【管理部門特化型エージェントNo.1のMS-Japan】

 

長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

それでは~。

 

スポンサーリンク