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ノースキル文系私大卒だった僕が30代で海外経験ゼロから英語を使う仕事に転職できたノウハウを発信!英語・会計資格の勉強法や、その他の雑記を綴るブログです。

「営業向いてないから経理」の何が悪い?僕が簿記2級を取った理由

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僕が簿記2級を取ろうと思ったきっかけ、またどのような勉強をしたかについて書きたいと思います。

最初に言っておくと、簿記2級は僕にとって人生の転機となるものでした。

[目次]

 

僕が簿記を取った理由

新卒から3年は苦しみの毎日

新卒で前の会社に入社して以来、3年間は営業部署に配属されました。そしてそこでの3年間は人間関係の悩みからうつ病一歩手前のような状態でした。
出社してから退社までただひたすら耐えるのという毎日の中で、当時の僕にはとても将来のキャリアのことを考える余裕なんてありませんでした。

しかし、4年目からマーケティング部署に異動になり、人間関係の悩みも解消されると、自然と、5年後、10年後のキャリアのことを考えるようになりました。

異動してこれからの人生について考える

3年間、人間関係に激しく悩んだ経験から「これから死ぬまで上司や会社に振り回され続ける人生なんてまっぴらだ」という思いが強くなりました。特定の組織に依存しなくても生きていけるようになりたい、と。
そのためには、何か自分の武器になるような専門分野が無ければいけない。自分にとってそれは営業ではない。

正直、営業の仕事には全く面白みを見出せなかった。では、自分にとってのそれは何か。それが「会計」でした。

会計との出会い

実は学生時代には会計なんて全く興味がありませんでした。当時は会計というものの存在すら知らなかったと言ってもよいでしょう(本当に馬鹿・・・)。

それが営業にいた頃、たまたまちょっと前にブームになった山田真哉氏の「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という本を読み、会計に興味を持ち始めました。

それから山田氏の著書を何冊か読み漁り、ますます会計の魅力に惹かれていきました。
転職に役立つだとか、ビジネスが分かるようになるだとかそういう要素よりも、「複雑な企業活動のすべてを、同一のルールのもとに比較可能な数字で表す」という会計そのもののダイナミズムみたいなものに純粋に面白みを見出していったのです。しかも経営に近い部分の仕事が出来る、ますます面白そうだと思いました。

自分は将来、会計を専門分野として食べていきたい。僕はそう決意しました。

営業から経理への異動希望

その時、マーケティングの部署に異動して1年が経っていました。そこでの2年目が始まった頃、この年度末(3月)には経理に異動願いを出そう、と決めていました。
その事を先輩の一人に話したところ「どうせ営業が嫌だから経理に行きたいんだろう?」と言われたことがありました。確かに、半分はその通りです。もちろんそれだけが理由ではないことは前述の通りです。
でもね、仮に「営業が嫌だから経理」だったとして、何がいけないんでしょうか?そもそも新卒での配属なんて、ほとんどが本人の意思や適正とは無関係で、くじ引きみたいなモンでしょう。
それが年次を重ねるごとに次第に自分の適性を見極め、希望のキャリアを目指してアクションを起こすことの何がいけないんでしょうか。それに、「どうせ」営業が嫌だから経理、という言い方には、「経理は営業より劣る」という意味が含まれています。
頭に来た僕は、そんな言葉は気にすることはないと思いつつも、自分の意思を示すため年度末までに絶対に簿記2級を取ってやろうと決めました。

簿記2級を目指すことを決意

簿記2級は、正直言って資格試験の難易度で言ったら全然簡単な方です。

頭の良い人なら1ヶ月で合格できると言われています。それでも会計の勉強をしたことが無い社会人が働きながら受験したら、とても1ヶ月では無理です(というか正直、個人的には2級でも十分難しいと思います。商業高校の子たちは高校生の時に受けるなんて本当にすごい)。

当時5月、そこから11月の受験に向け、約半年間の勉強生活が始まりました。

絶対に受かるための簿記2級勉強法

5月から11月の簿記2級試験に向け勉強していた僕は、これはある意味人生を賭けた勝負だと思っていました。

簿記の2級ごときで大げさだとは思うのですが、自分にとっては財務・経理部門への異動を勝ち取るため、つまり今後のキャリアの為に絶対に負けられない戦いだったのです。
異動への確固たる意思を示すため、そのためには絶対に年度末に間に合わせなければならない。そう考えると何としても11月の試験を落とせないと思ったのです。

よく、独学と、予備校に通うのと、どちらがいいか、という議論がされますが、個人的には簿記2級レベルであれば独学でも十分だと思います。

試験は情報戦なので、簿記2級以上のレベルになると範囲が広すぎて、出題傾向や過去問研究など、大手予備校の圧倒的な情報力が物を言うようになってきますが、2級レベルの範囲だとそこまで広くないので個人の力でも十分太刀打ち出来ます。

ちなみに僕は、基本独学で、直前1ヶ月にに実際の試験形式でやる答練というものだけ、予備校を利用しました。

使っていたテキストは書店で買った市販のものです。簿記は人気資格なので、書店にいけば各社から様々なテキストが発売されています。

基本テキストに関しては特にオススメというものはありません。どの出版社のものも当然ながら出題範囲は網羅しているので、あとは自分で解りやすいと思うものを使えばいいと思います。

問題集はネットスクールがオススメ

しかし、問題集だけはオススメのものがあったので紹介したいと思います。それは「出題パターンと解き方 過去問題集」というものです。

簿記2級は大問が5問あり、1問から5問まで大体の出題パターンが決まっています。

例えば第1問は必ず仕訳問題が5題出題されます。実際に出題された過去問題をパターンごとに整理し、それぞれどういう順序で解いていけばよいか、その解き方を解説しているのがこの「出題パターンと解き方」(通称:パタトキ)なのです。

ちなみに、現在日商簿記は出題範囲の大幅な改定がなされており、それを受けてパタトキも「未来のための過去問題集」に生まれ変わっています。

試験対策はひたすら問題演習が重要

資格試験は何でもそうですが、問題演習が何よりも重要です。

実は僕は、予備校で合計5回の直前答練を受けたのですが、結果はどれもボロボロでした。問題で問われている意味が全然解らなかったのです。

その時点で、試験まであと1ヶ月です。正直絶望しました。これまで自分が勉強してきたことは一体何だったのか、と。

要はこれまで問題を解く練習をしていなかったのです。

当たり前のことですが、どれだけ知識をつけても、実際の試験問題形式の練習をしなければ正解を導き出すことは出来ません。すっかり受験勉強から離れていた僕は、そんな当たり前のことすら忘れていたのです。

まずいと思い僕は、それから1ヶ月、上記のパタトキをはじめ徹底的に問題を解く練習を重ねました。

過去問も重要ですが、各予備校から発売されている予想問題集も試験の練習には最適です。どれも実際の試験よりは少し難し目になっています。

予想問題集ではも、やはりネットスクールの「ラストスパート模試」がオススメです。

ネットスクールさんの過去問・予想問題だけやっておけば、予備校にいかなくても十分合格できるでしょう。

 

簿記を取って本当に人生が変わった

1ヶ月の追い込みの結果、本番の試験は100点満点中98点という高得点で合格することができました。そこまで完成度を高められたのは、やはり絶対に落とせない、という強い思いがあったからこそだと思います。

資格試験は大体年に1回とか2回とか、受けられる回数が限られています(2級、3級は年3回)。

そうすうると、1度落とすと次は数ヶ月先(下手すれば1年)になってしまうので、気合の入り方が違ってきます。

「また次回があるさ」という気持ちでいると、甘えが出て本当にまた次回受けるハメになります。物事は人の思った通りに進むものです。

試験は受かってなんぼのものなので、一度受けると決めたら、やはり「人生を賭ける」くらいの覚悟で望むべきだとと思います。そんな覚悟が無くても受かるような資格なら、そもそも取る意味があるのでしょうか?

また、簿記の勉強を通して僕は、働きながら勉強する習慣を身につけることができました。その中でいろいろなコツみたいなものが解ってきたのですが、それらは現在も習慣となって自然と実践しています。

 

こうして取得した簿記2級を持って、僕は晴れて経理に移動することができました。

そして、その後転職して今では海外支店の経理業務や、子会社の連結業務などを担当するまでに至ったのです。

今に続く会計のキャリアの始まりは紛れもなくあの時の簿記2級合格であり、文字通り人生を変えた試験となったのでした。

 

直接仕事と関係なくても、簿記の知識があると、世の中を見る目が変わります。

みなさんもぜひ。それでは。

 

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