キャリまが

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アウトレイジの大ヒットからは想像もつかない、監督北野武の過去のオススメ作品3選

どうも、ヘルペスもちです。親不知を抜いた痛みの中で書いてます。

今日は映画の話です。

 

北野武監督の「アウトレイジ最終章」が話題ですね。

僕も北野映画は大好きで、「アウトレイジ」は初日に舞台挨拶を観に行って、監督が「この映画は人がいっぱい死んで、それをおくる人の話です」と「おくりびと」にかけたギャグで笑いを取っていたのを覚えています。

 

アウトレイジ面白いですよね。超バイオレンスなんだけど、独特の軽快なリズムで気持ち良く観られてしまうというか、非常にエンターテイメント性の高い作品に仕上がっています。

「アウトレイジ」と続編「アウトレイジビヨンド」で累計興行収益22億円とか。しかも先週7日から公開された「アウトレイジ最終章」は土日の興行収益で3.5億円だそうです!

 

しかし、非常にエンターテイメント性も高く興行的にも成功している「アウトレイジ」シリーズですが、北野武の映画監督としてのキャリアは最初から順風満帆だったわけではありません。

「ビートたけし」としてTVでは既に超売れっ子だった1989年に「その男、凶暴につき」で監督デビューしましたが、その後作品は鳴かず飛ばず。

1998年の「HANA-BI」がベネチア映画祭の金獅子賞を受賞してから一気にメディアがもてはやし始めましたが、それまでの北野作品は、よく言えばかなり芸術性の高いテイストが強く、悪く言えばあまり一般受けのしない、興行的にはとても成功とは言えない作品が多かったのです。

 

僕はそんな時代のテイストの北野作品が大好きです。

というわけで今日はその、映画監督・北野武の不遇時代(不遇というと語弊がありますが)とも言える過去の名作を紹介したいと思います。

[目次]

監督・北野武の不遇時代の名作3選

あの夏、いちばん静かな海。(1991年)


映画「あの夏、いちばん静かな海。」劇場予告

北野作品の特徴として「セリフが少ない」という点が挙げられますが、昔の作品は今よりもはるかにセリフが少なかったのです。

中でもこの作品は聾唖のカップルが主人公な事もあり、極端にセリフが少なくなっています。

 

その代わり、言葉では直接伝えないけれど、見るものに訴えかけてくる構図や湘南の青い海など、とても印象的なシーンの多い、美しいサイレント映画に仕上がっています。

 

また「キタノブルー」と呼ばれる青みがかった色味や、音楽監督として初めて起用された久石譲の楽曲など、のちの北野作品の方向性の原点となる作品でもあります。

主演は若き日の真木蔵人です。

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ソナチネ(1993年)


Sonatine Trailer

北野映画の中で僕が2番目に好きな作品です。

アウトレイジはヤクザ映画ですが、北野映画は昔からヤクザ作品が多いです。

この「ソナチネ」もヤクザが主人公ですが、印象的なのは血なまぐさい抗争から逃れ沖縄の石垣島で過ごす展開。

 

抗争から逃れ、あてのない日々を持て余す凶暴なヤクザたちと、沖縄の美しい景色のコントラスト。そしてまたセリフの少ない淡々とした展開がなんとも言えない緊張感を生み出しています。

 

一人のヤクザの生き様を通し、生とは何か、死とは何かを問う、北野映画の中でも監督の作家性がギラギラに表れている象徴的な作品だと僕は思います。

しかしWikipediaによると興行収入はわずか8千万円!いかにこの時代の北野映画が一般ウケしていなかったかが伺えます。

いわゆる「ビートたけし」のイメージからは最も遠い作品ではないでしょうか。

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キッズ・リターン(1996年)


キッズ・リターン 劇場予告編 trailer 2014

北野作品の中で僕が一番すきな作品です。見たことがない人には本当に見て欲しい。僕は何度観たかわかりません。

 

芸術性に振り切った前作の「ソナチネ」とは打って変わってエンタメ寄りの作品となっており、北野作品の中でも転換点となっています。

直前のバイク事故で生死の狭間をさまよったことが作品の変化に影響を与えたとか。

 

キタノブルー全開で、これ以上ないくらいに清々しい青春映画となっていますが、ヤクザも出てきます。石橋凌演じるヤクザがとても良い味出しているんですよね。

ラストシーンのセリフがあまりにも印象的で、頑張りたいときに観ると元気が出てきます。

俳優・安藤政信のデビュー作でもあります。ぜひ一度ご覧ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

どの作品も「アウトレイジ」からは想像つかないような、派手さよりも淡々とした展開で魅せる作品ばかりです。

そしてももう一つの魅力が久石譲の音楽です。今日紹介した3作品はどれもキタノブルーと久石譲の美しい音楽がベストマッチした作品ばかりです。

エンターテイメント性の高いアウトレイジも良いですが、本当はあの頃の北野作品が懐かしい僕なのでした。

それでは。

 

↓北野映画の久石譲楽曲はこちらのアルバムがオススメです

北野映画ベストセレクション joe hisaishi meets kitano films

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