キャリまが

新卒で入ったおもちゃ会社から英語と会計を武器に転職。年収は100万以上あがったけど、なぜかお小遣いは月2万円から1万6千円に下がりました。30代サラリーマンの雑記です。

サラリーマンこそが最も利回りの良い投資である

 

「あなたの会社は投資をしていますか?」

と聞かれたら、何と答えますか?

「うちの会社は一切株も社債も持っていないし、投資なんてリスキーなことはしないよ」

と思ったあなたは間違っています。

 

会社にとっては商品を仕入れることも、機械を買うことも、倉庫を買うことも、全て投資です。

仕入に払ったお金よりも多くの売上をあげるために仕入という投資を行っているのです。

機械や倉庫を買うことで生産性が上がりより多くの利益を得られると思うからこそ、お金を払ってそれらを買うのです。

あなたに払っている給与もそうです。もしあなたに給与を払うよりも機械を導入した方が安いと判断すれば、会社はあなたをクビにして機械を買うでしょう。

企業の行動はほぼ全て、そうした「何にレバレッジをかけるか」という投資判断の積み重ねで出来ています。

 

 

ではあなた自身はどうですか?

「自分はサラリーマンだし、お金は全て銀行に預けていて投資なんてしてないよ」

と思った人は厳密には間違っています。

 

銀行にお金を預けることも一種の投資です。

数多くお金の使い道がある中で、銀行にお金を「貸し付ける」ことで少ないながらも利息収入を得ることは投資です。

 

さらに言えば、サラリーマンという働き方そのものが投資であると言えます。

限られた「時間」という資源を「会社に勤める」という選択に投資することで、毎月の給与というキャッシュフローを得ているのです。

企業にとっての行動ほぼ全てが投資であるように個人にとっての行動も、その多くが投資であると言えます。

 

では、個人にとって最も利回りの良い投資とは何でしょうか?

 

ある知人の勤める大手企業では、欠勤や懲戒がない限り毎年一定額の昇給があり、何年かに一度の昇格で一気に年収が上がるそうです。

人によって上がるスピードには多少の差があるそうですが、ある一定額まではほぼ全員が上がるらしく、また原則として降格は無いそうです。

昇格に加え、限らた人には大体40歳前後で「課長」に始まる役職が与えられます。限られた人といっても社内には課長が数多くおり、中には部下のいない課長もいるのだそうです。そして課長になるとだいたい年収で1,000万弱くらい貰えるのだとか。

残業代はもちろん全面支給。毎月約5万円の住宅補助に加え、退職金もたっぷりと支払われます。

 

これを聞いて僕は「こんなに利回りの良い投資があるだろうか」と思わずにいられませんでした。

会社に在籍し、特段際立った実績を残すわけでもなく、粛々と毎日の業務をこなすだけで、毎月一定のキャッシュフローが得られるのです。しかもその額はただ年齢を経るごとに自動的に上昇していきます。

 

そう考えると、個人にとって最も利回りの良い投資は「大企業に勤めること」ではないかと思ってしましました。

 

とは言え所詮はサラリーマン。起業して自分が社長になれば年収は青天井だ、と思う人もいるかもしれませんが、創業後3年で倒産する会社は全体の9割と言われています。

投資の利回りには期待値を考慮しなければなりません。

仮に1,000万円のキャッシュフローが得られる投資があったとしても、その確率が10%だとしたらその投資の価値は100万円です。

 

どんな大企業だっていつ潰れるかわからない、と思った人、それはその通りだと思います。ですが、大きな会社ほど潰れにくく、やはり中小企業や個人事業に比べたら倒産する確率は相対的に低くなります。

 

最近ネットでは、サラリーマンを蔑み、安易に脱サラ、企業、地方移住を進める声が喧しいですが、サラリーマンの方におかれましては、その投資判断は間違っていない、と胸を張って言って良いのではないかと思います。

 

ただし、

ものの価値はお金で測れるものばかりではないので注意が必要です。

ファイナンスの世界では金額こそが唯一の価値基準になりますが、経済学的にはお金と時間の価値は、人によって相対的なものです。

毎日会社に拘束されて1,000万円の年収を得るよりも、毎日自分の自由に生きて300万円の年収を得たほうが満足度が高いという人もおり、その価値観は人それぞれ異なるものだということです。

 

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