キャリまが

ノースキル文系私大卒だった僕が30代で海外経験ゼロから英語を使う仕事に転職できたノウハウを発信!英語・会計資格の勉強法や、その他の雑記を綴るブログです。

なぜ「夢に破れる」のか

 前回、クリエイター系の仕事が諦めきれない人は自分で始めちゃえばいい、という事を書きました。

 僕もそうでしたが、一度クリエイター系の夢を目指した人は、一般企業に就職してからもいつまでもモヤモヤしたものを抱え夢を諦め切れない人が多いのではないかと思います。
実際に脱サラしてミュージシャンや漫画家になって成功した人もいますしね。



 僕は、このように多くの若者が就職したあとも夢を諦め切れない原因は、日本の若者の間に蔓延している「(いわゆる)サラリーマン=ダサい」という価値観が根底にあるのではないかと思っています。
クリエイターというカッコいい職業を目指していたのに、夢に破れてダサいサラリーマンに成り下がっている自分。そんな自分を認められないのです。
 このような価値観が作られてしまった原因は、日本の学校における職業教育に問題があると僕は思っています。




日本の学校では生きていく為に必要なこと、「お金を稼ぐということ」についてちゃんと教えません。

 サラリーマンはダサいと思っている若者も、サラリーマンと呼ばれる人たちが会社で何をやってるのか、そもそもビジネスとは何なのか、イメージがつかないのではないでしょうか。

 その結果、身近にあるテレビや漫画の影響でミュージシャンやアーティスト、美容師、アニメーターや声優といった職業に漠然と憧れる若者が増えてしまうのではと思います。
 しかし、そういった職業は実際には人気の度合いに対して絶対的に雇用の受け皿が足りません。需要の無いところに沢山の供給者が集まれば単価が下がるのは避けられず、それらの業界では大勢の夢を持った若者が低賃金で搾取されることが問題になっています。一部の才能があって更に運が良かった人以外、それだけを職業として満足な生活を送っていく事は非常に困難です。

 そうした、社会や経済の仕組みみたいなものを日本の学校ではちゃんと教えないですよね。というより、先生は通常の授業やその他の雑務で忙しすぎて教えている暇がありません。

 そもそも多くの先生は学校以外の環境を体験した事が無いのですから、もし時間があっとしても教えられるはずもありません。

 加えて、日本のサラリーマン文化は非合理的・非人間的で、まだまだ変な慣習が残る会社も多いのが現実です。
僕が大学生の頃バイトしていた居酒屋で、常連の大手素材系商社に勤める50代のサラリーマンが
「俺にとって仕事は『死事』!会社に死にに行ってんの俺は!」
と息巻いていたのを今でも覚えています。
 日本の経済を牽引してきたであろう超がつくほどの大手企業でこれまで頑張ってきた人の口から出た言葉がそれです。そんな世界に誰が憧れるというのでしょうか。


こうしてビジネス・経済の仕組みに対する無知と、日本のサラリーマン文化の闇が相まって「サラリーマン=ダサい」という価値観が生まれたのだと思います。

 しかし、僕も社会人になってから気づいたのですが実際にはビジネスは戦略的でとても面白いものです。結果を予想し、戦略を立て実行してゆく、この過程はTVゲームと同じです。
 そういうビジネスの楽しさをもっと学校で教えれば、若い人たちも一般企業に入って何をやるのかというイメージが湧きやすくなるのではないでしょうか。

 最後に、僕は別にクリエイター系の職業を目指す事が馬鹿らしいからやめておけ、と言いたいわけではありません。僕自身、創作活動は大好きだし、それを仕事にしたいと思った事もありました。

 僕が言いたいのは、「それじゃだけ食えない可能性が非常に高い」ということと、「そのうえでどうやって食っていくかもちゃんと考えとかないといけませんよ」ということを、もっとちゃんと学校で教えるべきだということです。

 企業と個人や、職業間の境界が曖昧になっていくからの時代、特定の職業につくことができなかったからと言って「夢に敗れた」なんて思う必要は全然無いのではないでしょうか。



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