キャリまが!

上げろうだつ!30代の元ノースキル文系私大卒サラリーマンが英語、会計、キャリア、子育てについて綴るブログ

簿記2級の試験内容

 日本には簿記の能力を測る検定試験が、大きく分けて2つ存在します。それは以下の二つです。

日本商工会議所(日商)主催 簿記検定
全国経理教育協会(全経)主催 簿記能力検定

 それぞれ、日商には4級、3級、2級、1級があり、全経には4級、3級、2級、1級、上級があります。
知名度が高いのは日商の簿記検定の方だと思いますが、日商も全経も、1級・上級に合格すると国家資格である税理士試験の受験資格が与えられます。
このサイトでは筆者の経験に基づき、日商簿記検定2級について紹介していきます。なので、「簿記」と言ったら日商簿記検定の方のことだと思ってください。


日商簿記検定2級について


試験日程

 毎年
・2月
・6月
・11月
 の、年3回チャンスがあります。


出題範囲

 簿記2級の難易度は、高校程度の商業簿記および工業簿記を習得しているレベルとされており、また合格すると、財務諸表を読む力がつき、企業の経営状況を把握できる、とされています。
一般的に経理職への就職や転職が有利になると言われていたり、大学の学部によっては単位認定になるところなんかもあるようです。
資格を取ったからといって仕事があるかと言えばそんなことはあり得ません。ただし、経理や財務の仕事をするうえでの基礎知識となることは間違いありません。



難易度

 1回の受験者は5万〜7万人前後という非常に人気の試験ですが、合格率は20〜40%前後と、バラつきが見られます。過去問を見てみると、実際に回によって難易度の上下があるように見えます。自分が受ける回が簡単になるか、難しくなるかは運次第です。



試験の特徴

・試験時間 2時間
・100点満点中、70点で合格
全て記述式で、マークシートはありません
・電卓使用可

 簿記は数字を扱う試験ですが、難しい数学の知識が問われるわけではありません。使うのは足し算、引き算、掛け算、割り算だけです。そして多くの会計系の試験では常識ですが、電卓の使用が認められています。ですから、数学が苦手で文系を選択したと言う人や、暗算が苦手という人も全く問題ありません。かく言う筆者もその一人です。

 そしてよく、簿記は国語の問題でもある、と言われます。つまり、計算能力よりもむしろ、問題文の意図を正確に読み取る力の方が重要だということです。



配点

 各20点の大問5問で構成されており、1・2・3問が商業簿記、4・5問は工業簿記について出題されます。
一般的に商業簿記よりも工業簿記のほうが難しいと感じる人が多いようです。だからといって工業簿記を捨て、商業簿記のみ満点を取っても、合格点の70点に足りません。また商業簿記のみに絞ったとしても、満点を取るというのはなかなか難しいものです。ですから、やはり幅広く得点できるよう知識を身につける必要があります。

 また、簿記では、部分部分の数字を求め、それを足し引きしていくという形式の問題が多く、一箇所を間違えるとそこから連鎖的に間違え、大量に失点するということが起こりえます。そういった間違いを起こさない注意深さ、また間違いに気が付いたときに落ち着いて対処できる冷静さが必要になってきます。


→つづき:独学か、予備校か